300種以上あるプラスチックに共通する点は?
一言でプラスチックと言っても、種類は300種以上あり、性質や用途も多岐にわたります。
その中でプラスチックに共通する点は、「ポリマー(重合体)」を材料とすることです。
ポリマーとは、複数の「モノマー(単量体)」を鎖や網状に結びつけた(重合した)分子のことで、プラスチックに柔軟性や強度、可鍛性などを与えます。
さらに、プラスチックは大きく2つのカテゴリーに分けられます。
1つは、微生物や植物を原料とする「バイオプラスチック」、もう1つは、原油や天然ガスを原料とする「合成プラスチック」です。
バイオプラスチックと言っても、すべてが生物分解性ではありませんし、多くは合成プラスチックと同じく、埋め立てられた土壌で長期間残留する傾向をもちます。
では、なぜプラスチックは自然下で分解できないのか、それを知るために、合成プラスチックの作り方を見ていきましょう。