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Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部
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日本で45年ぶりに「新種の鳥」を発見!

2026.03.19 12:00:51 Thursday

「同じ種と思われていた鳥が、実は別種だった」

スウェーデン・ウプサラ大学(Uppsala University)の研究で、これまで1つの種だと考えられてきた日本の鳥が、最新の遺伝子解析により、2つの種に分かれることが判明しました。

そのうちの1つは科学的に新種として正式に認定され、「トカラムシクイ(Phylloscopus tokaraensis)」と命名されています。

一体どのような鳥なのでしょうか?

研究の詳細は2026年3月17日付で科学雑誌『PNAS Nexus』に掲載されています。

New rare bird species discovered in Japan https://www.uu.se/en/press/press-releases/2026/2026-03-17-new-rare-bird-species-discovered-in-japan#:~:text=A%20previously%20unknown%20species%20of,are%20identified%20around%20the%20world. 45 年ぶりに鳥類の新種発見!? ―トカラ列島で独自に進化を遂げた希少種トカラムシクイ― https://research-er.jp/articles/view/154159
Discovering and protecting cryptic biodiversity: A case study of a previously undescribed, vulnerable bird species in Japan https://doi.org/10.1093/pnasnexus/pgag037

見た目では分からない「もう1つの種」

今回研究対象となったのは、日本に生息する希少な渡り鳥「イイジマムシクイ(Phylloscopus ijimae)」です。

この鳥は、東京の南に位置する伊豆諸島と、そこから南西約1000kmにあるトカラ列島という、限られた地域にのみ生息しています。

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イイジマムシクイ/ Credit: ja.wikipedia

従来、これらの個体群は同じ種と考えられてきました。

しかし研究チームは約10年前、DNA配列の違いから両者が明確に異なる可能性に気づきます。

その後、現地調査や博物館標本の比較、そして全ゲノム解析などを組み合わせた詳細な研究が進められました。

その結果、トカラ列島の個体群は伊豆諸島のものとは遺伝的に大きく異なり、さらに鳴き声にも一貫した違いがあることが確認されました。

興味深いのは、外見上の違いがほとんど見られない点です。

羽の色や体の大きさなどはほぼ同じで、人の目では区別できません。

それでも遺伝子と鳴き声という「見えない特徴」が、両者を別種と裏付けたのです。

【実際に新種と認定された鳥がこちら

この結果を受け、研究者たちはトカラ列島の個体群を新種「トカラムシクイ(Phylloscopus tokaraensis)」として正式に記載しました。

また、日本国内で新種の鳥が発見されたのは、1981年に記載されたヤンバルクイナ以来45年ぶりとなります。

次ページ新種発見が示す「見えない絶滅リスク」

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