少年少女は友人関係から大きな影響を受ける
小学校(アメリカでは6~11歳)や中学校(アメリカでは10~13歳)に通う少年少女たちは、友達との関係から重要な影響を受けます。
実際、これまでに行われてきた多くの研究が、「友情は少年少女時代のストレスを緩和する」と述べてきました。
ちょっとしたトラブルから、家庭環境の問題やいじめなどの大きなトラブルに至るまで、大切な友との関係が支えになるのです。
ですから大人たちは、少年少女が適切な友情を育めるようサポートしてあげるべきです。
しかし、人によって求める友情の質には違いがあるはずです。
彼らが本当に求めている友情の種類を知っておくことは、上手にサポートするうえで助けとなるでしょう。
そこで今回の研究チームは、アメリカ中西部の2つの学校から73人の小学生(平均10歳)と80人の中学生(平均12歳)を対象に、どんな友情を求めているかアンケートを取りました。
彼らには友情における18の特性を評価してもらい、その中で最も重視する特性を3つ答えてもらいました。