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Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部
paleontology

【超貴重】頭突き恐竜の「赤ちゃん化石」を発見

2026.03.06 12:00:56 Friday

恐竜の中でも、とりわけ不思議な頭を持つグループがいます。

分厚いドーム状の頭骨を持つ「パキケファロサウルス」です。

この恐竜は互いに頭突きをしていたと見られていますが、実は大きな謎が残っていました。

それは「赤ちゃん時代の姿」です。

これまで見つかってきた化石のほとんどが成体の頭骨であり、幼い個体がどんな体つきをしていたのかはほとんど分かっていません。

しかし今回、カナダで非常に貴重な発見が報告されました。

パキケファロサウルス類の「赤ちゃん」と考えられる骨格化石が見つかったのです。

研究の詳細はカナダ・カールトン大学(Carleton University)により、2026年2月26日付で学術誌『Journal of Vertebrate Paleontology』に掲載されています。

Rare Fossil of Baby Dome-Headed Dinosaur Unearthed in Canada https://www.sci.news/paleontology/baby-dome-headed-dinosaur-fossil-canada-14595.html Rare Baby Dinosaur Fossil Found in Canada, It’s a Game-Changer for Paleontology https://indiandefencereview.com/rare-baby-dinosaur-fossil-found-in-canada/
The ontogenetically youngest known pachycephalosaur (Dinosauria: Ornithischia) postcranium https://doi.org/10.1080/02724634.2026.2616325

ほとんどが「頭だけ」だった恐竜の化石

パキケファロサウルス類は、約8500万〜6600万年前の白亜紀後期にアジアと北アメリカに生息していた小型の二足歩行恐竜です。

全長はおよそ2〜6メートルほどで、特徴は何といっても頭頂部の厚いドーム状の骨です。

このドームは前頭骨と頭頂骨が融合してできたもので、周囲にはトゲや突起のような装飾が付くこともあります。

この奇妙な頭骨は、仲間同士の頭突きや威嚇などに使われていた可能性が指摘されています。

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パキケファロサウルス/ Credit: ja.wikipedia

しかし、パキケファロサウルス研究には大きな偏りがありました。

というのも、化石として残りやすいのが圧倒的にこの「ドーム頭」だからです。

頭骨のドーム部分は非常に頑丈で、化石化しやすい構造をしています。

そのため発見される化石の多くは頭骨の断片で、体の骨格はあまり知られていません。

特に問題だったのは、幼い個体の化石です。

幼体の骨格はほとんど見つかっておらず、パキケファロサウルスがどのように成長していくのかは長い間よく分かっていませんでした。

そんな状況の中、チームはカナダ南部・サスカチュワン州にあるフレンチマン層から、重要な化石を発見しました。

標本番号「CMNFV 22039」と名付けられたこの化石は、約6700万年前のものです。

体の大きさは推定全長90センチほどで、死亡時の年齢は1歳未満だったと考えられています。

【チームが復元した赤ちゃんパキケファロサウルスのイメージ画像がこちら

つまりこの化石は、骨格が見つかっているパキケファロサウルス類の中で、最も若い個体である可能性が高いのです。

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