赤ちゃんは「俊足ランナー」だった可能性
この幼体化石からは、意外な体の特徴も明らかになりました。
それは「脚の長さ」です。
この恐竜は体に対して後ろ脚が非常に長く、走ることに適した体型をしていたと考えられます。
つまり幼いパキケファロサウルスは、かなり素早く走ることができた可能性があるのです。
これは想像すると納得できる特徴かもしれません。
体の小さな若い個体にとって、素早く動けることは捕食者から逃げるための重要な能力だったはずです。
一方で、成体のパキケファロサウルスはもっとずんぐりとした体型をしています。
体が大きくなるにつれて体の比率が変化し、より重く頑丈な体つきになっていったと考えられています。
【赤ちゃん化石の発見された骨格部位の画像がこちら。赤い部分】
恐竜の「子ども時代」が見えてきた
今回の化石は、パキケファロサウルスの幼体の姿を初めて具体的に示す重要な発見です。
しかも興味深いことに、この小さな個体にはすでにパキケファロサウルス類特有の骨格の特徴がいくつも現れていました。
つまり、このグループの特徴の多くは成体になってから突然現れるわけではなく、幼い段階からすでに備わっていた可能性が高いのです。
幼いころは俊敏なランナー。そして成長すると、重く頑丈な体へ。
パキケファロサウルスの一生は、私たちが想像していたよりもダイナミックだったのかもしれません。
























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