地面を掘らずに遺跡を探す技術とは?
今回の発見の鍵となったのは、複数の先端技術を組み合わせた「非破壊調査」です。
まず研究チームは、ヨーロッパ宇宙機関の人工衛星「センチネル1」によるレーダーを用い、地表下の異常なパターンを広範囲に探しました。
これはいわば「宇宙から地下のヒントを探す」作業です。
続いて、興味深い地点が見つかると、今度は地上から電気抵抗トモグラフィー(ERT)という手法を使って詳しく調査します。
地面に電極を並べて電流を流し、土やレンガなど物質ごとの電気の通しやすさの違いを利用して地下構造を立体的に再現する方法で、「地下のCTスキャン」とも呼ばれています。
この2段階のアプローチにより、研究者たちは地表から約3メートルまでの浅い層にローマ時代やプトレマイオス朝の遺物層を確認し、そのさらに下、深さ3〜6メートルの位置に、明確な形を持つ大規模構造を検出しました。
【地下レーダー探査と、発見された構造物の想像図はこちら】
従来であれば、この深さまで掘り進めるには大量の土砂の除去や地下水への対処が必要で、膨大な時間と費用がかかっていました。
しかしこの方法なら、掘る前に「何があるか」をかなり正確に把握できるのです。

























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