画像
Credit: canva
health

精子の質が「ピークを迎える季節」が明らかに

2026.04.14 17:00:40 Tuesday

季節によって精子の質が変わることはあるのか?

そんな素朴な疑問に、科学が一歩踏み込んだ答えを示しました。

カナダ・クイーンズ大学(Queen’s University at Kingston)らの国際研究チームは、デンマークとアメリカ・フロリダ州の精子ドナー1万5000人以上のデータを分析。

その結果、精子の質に明確な季節変動があることを報告しました。

それによると、精子の運動能力が最も高まるのは「夏」、逆に最も低くなるのは「冬」でした。

研究の詳細は2026年2月21日付で科学雑誌『Reproductive Biology and Endocrinology』に掲載されています。

Sperm quality is at its peak in the summer, study finds https://www.livescience.com/health/reproductive-health/sperm-quality-is-at-its-peak-in-the-summer-study-finds
Seasonal trends in sperm quality in Denmark and Florida https://doi.org/10.1186/s12958-026-01537-w

夏に高まり、冬に落ちる「精子の運動力」

今回の研究では、精子の「量」ではなく、「どれだけ効率よく前に進めるか」という“運動性”に注目しました。

分析の結果、直線的に泳ぐ能力を持つ「前進運動精子」は、

・6月〜7月に最も多くなる

・12月〜1月に最も少なくなる

という明確な季節パターンを示しました。

興味深いのは、この傾向が寒冷なデンマークと温暖なフロリダの両方で一致していた点です。

気候も生活環境も異なる地域で同じ結果が得られたことから、この現象が偶然ではなく、人間の生理に共通するリズムである可能性が浮かび上がります。

一方で、精子の総数や精液量には季節変動は見られませんでした。

つまり、体内で作られる精子の「量」は年間を通してほぼ一定であり、変化していたのはあくまで「質」、特に運動能力だったのです。

これは、精子の生産そのものが季節で変わるのではなく、作られた精子のパフォーマンスが季節によって変動することを意味しています。

次ページ原因は気温ではない?見えてきた“意外な要因”

<

1

2

>

人気記事ランキング

  • TODAY
  • WEEK
  • MONTH

Amazonお買い得品ランキング

スマホ用品

ゲーム

1位

2位

3位

4位

5位

健康のニュースhealth news

もっと見る

役立つ科学情報

注目の科学ニュースpick up !!