最新の性科学実験で女性にとって最高の体位が判明!
性科学とは人類種の性への関心や生殖行動・生殖機能を研究する極めて真面目な科学分野であり、医学・生物学・心理学・社会学などさまざまな分野を応用した研究が行われています。
セックス時の体位もまた性科学の分野が取り組んでいる課題の1つであり、妊娠しやすい体位の研究は不妊治療の分野でも活用が進んでいます。
しかし体位と快楽の関係については、未だ十分に解明されておらず、セックスのノウハウをまとめた民間の経験的知識に依存していました。
そこで今回、New H Medicalの研究者たちは、体位と女性の快楽の関係を解き明かす、科学的な実験を行うことにしました。
調査にあたっては健康なボランティアのカップルが募集され、女性のクリトリスに超音波測定器が取り付けられた状態で、10分間にわたり5種類の体位での性行為を行ってもらいました。
超音波測定器を用いることで、クリトリスの血流をリアルタイムで測定可能になります。
また指定された5種類の体位は「騎乗位」「座位」「後背位」そして女性の腰の下に枕を設置した「枕アリ正常位」と枕を設置しない「枕なし正常位」でした。
結果「騎乗位」「座位」「正常位」などカップルの顔が向き合える体位のほうが「後背位」など顔が向き合えない体位に比べて、クリトリスの血流がより多く増加していることが判明します。
また顔を向き合える体位の中でも「枕アリ正常位」において、最も著しい血流の増加が起きていたことが示されました。
クリトリスの血流増加は女性の快楽と深く関連していることが知られており、研究者たちは「枕アリ正常位」が女性にとって最高の体位であると結論しています。
しかし、いったいなぜ「顔が向き合うこと」と「枕」が重要になったのでしょうか?