食事の「内容」だけでなく「リズム」も心に関係
食事とメンタルヘルスの関係というと、多くの人は「何を食べるか」を思い浮かべるでしょう。
野菜を食べているか、加工食品が多すぎないか、栄養バランスはどうか。
もちろん、こうした食事内容は大切です。
しかし今回の研究が注目したのは、食べ物の種類だけではありません。
チームは、朝食・昼食・夕食をどれくらい規則的にとっているか、つまり「いつ食べているか」に注目しました。
食事のタイミングは、私たちの体内時計と深く結びついています。
体内時計は睡眠だけでなく、ホルモン分泌、血糖調整、代謝、ストレス反応にも関わっています。
たとえば朝に食事をとることは、眠っていた身体に「一日が始まった」と知らせる合図のような役割を持ちます。
反対に、食事の時間が日によって大きくずれたり、主な食事を頻繁に抜いたりすると、身体のリズムが乱れやすくなる可能性があります。
チームは、韓国国民健康栄養調査のデータを用いて、2014年から2022年に調査へ参加した成人2万1568人を分析しました。
参加者は、過去1年間に朝食・昼食・夕食を週に何回食べていたかを回答しました。
研究では、特定の主な食事を週5回未満しか食べていない場合、その食事は不規則とみなされました。
さらに、抑うつ症状は9項目の標準的な質問票によって評価されました。
この質問票では、過去2週間の気分の落ち込み、意欲の低下、睡眠の変化、疲労感などが尋ねられます。
分析では、年齢、性別、所得、教育歴、婚姻状況、喫煙、飲酒、運動、肥満や高血圧などの要因も調整されました。
その結果、食事スケジュールの不規則性が高い人では、食事が規則的な人に比べて、抑うつ症状のリスクが高いことが示されたのです。
研究によると、不規則性が最も高い人では、抑うつ症状を持つオッズが1.55倍高かったとされています。
つまり、食事を抜いたり、食べる時間が大きく乱れたりする生活は、心の不調と結びついている可能性が示されたのです。


















































