ヤマネコに囲まれた男児
2008年、アルゼンチンのミシオネス州の運河近くで、警察官たちが8匹のヤマネコに囲まれた1歳の男児を発見しました。
なんと「ヤマネコたちが男児の体をなめてあげていた」というのです。
また自らが毛布のようになり、男児の上に乗って暖めてあげていました。
そして警察官たちが近づくと、ヤマネコたちは男児を守るかのように、攻撃的な姿勢を見せました。
さらに驚くことに、ヤマネコたちは男児のために残飯を持ってきてあげていたようです。
これは冬のエピソードであり、医師によると、「ヤマネコが男児を暖めてあげなければ、寒さでとっくに死んでいただろう」とのこと。
ちなみに、この男児は、ホームレスの父親がダンボール集めをしている最中にはぐれてしまったようです。
男児は、数日間ヤマネコと一緒に過ごした後、警察官の手を経て、無事父親と再会できました。
「野生児のエピソード」というほど過酷なものではなく、男児が受けた影響も大きくないでしょう。
だからこそ、父親が再び子供から目を離さないことを願うばかりです。