大災害をもたらす太陽嵐
太陽の表面で「太陽フレア」と呼ばれる爆発噴火が起こると、電磁波・粒子線・粒子などが放出され、地球や人工衛星に大きな被害をもたらします。
これが「太陽嵐」と呼ばれる災害です。
実際、1859年には記録上最大の太陽嵐(キャリントン・イベント)が発生し、ヨーロッパおよび北アメリカ全土の電報システムが停止。電気回路のショートが原因で火災も発生しました。
まだ電子機器がそれほど広まっていなかった時代でも、さまざまな被害報告があったほどなので、現代で起きた場合の影響は計り知れません。
さらに科学者たちが恐れているのは、「スーパーフレア」と呼ばれる大規模な太陽フレアです。
スーパーフレアは人類史上一度も観測されていませんが、将来起こるかもしれず、これによって生じる「大規模な太陽嵐」は地球を壊滅に追い込むでしょう。
この大災害に備えるためには、スーパーフレアや過去に地球を襲った巨大太陽嵐について、もっと詳しく知らなければいけません。