事件の真相とは?
事件が起きたのは、マートルビーチにある「スプランター・シティ・ディスクゴルフ場」。
マーロウさんが11番ホールでプレイしようとしたその時、上空に何かを掴んで飛ぶミサゴを見かけました。
ミサゴは「ウオタカ(魚鷹)」とも呼ばれる猛禽類で、魚を捕食することで知られます。

「ミサゴが獲物を運んでいるのはよく見る光景ですが、やっぱり目を引かれるんです」と語るマーロウさん。
ところがその日は様子が違っていました。2羽のカラスがどこからともなく現れ、1羽のミサゴを執拗に追いかけはじめたのです。
この3羽のバードチェイスは近くの木へと突入し、そのとき“何か”が木の上から落下。バサッという音と共に地面に転がってきたのは、なんと小さなハンマーヘッドシャークでした。

ミサゴがサメを捕らえていたという事実だけでも驚きですが、それを森の中で落とすという展開は、さらに想像を超えています。
ミサゴは水面に漂う魚を上空から見つけ、時には高さ30メートルから時速80キロで急降下して狩りを行う驚異的なハンターです。
しかし通常、ミサゴが狙うのは30センチ未満の魚。
サメのような大型の獲物を持ち上げることは珍しく、今回のようにシュモクザメの幼体とはいえ、かなり異例の出来事といえます。