発見された砲弾 - ナゾロジー

発見された砲弾
発見された砲弾 グリプスフンデン号で見つかった砲弾の写真です。この砲弾はとても特徴的で、直径は31ミリから47ミリ、平均で約37ミリと、現代のゴルフボールよりも少し小さいくらいのサイズです。これらの砲弾は、外側が鉛でできていて、その中には鉄で作られた小さな立方体の芯が埋め込まれています。なぜこうした複雑な構造を持つかというと、鉄の芯を入れることで砲弾に適度な重さと硬さを与え、敵を効率よく攻撃するためです。また、写真の中で特に注目したいのは、いくつかの砲弾の形が「平ら」になっていることです。研究者は、このような異常な変形が、船が沈む直前に船内で起きた大きな爆発の衝撃で起きたのではないかと推測しています。この小さな砲弾の変形が、500年前の事件の謎を解き明かす重要な手がかりになっているのです/Credit:Late Medieval Shipboard Artillery on a Northern European Carvel: Gribshunden (1495)

歴史・考古学のニュースhistory archeology news

もっと見る

役立つ科学情報

注目の科学ニュースpick up !!