わずか6センチの破片が示す「最古の手持ち銃」
この発見は、ドイツ北東部ブランデンブルク州のプリグニッツ地方で報告されました。
2023年、文化財保護のボランティアであるマティアス・ダッセ氏が、クレッツケ城付近で行われた現地調査の際に、長さおよそ6センチほどの青銅製の破片を発見しました。
当初は小さな金属片にすぎないように見えましたが、調査によると、これは初期の火器の銃身部分である可能性が高いと判明しました。
【実際の画像がこちら】
研究者たちはこの遺物を「クレッツケ・ハンドロール(Kletzker Handrohr)」と呼んでいます。
これはドイツ語で「クレッツケの手持ち大砲」を意味し、初期の携帯型火薬武器を指す言葉です。
現在、ヨーロッパで最古と広く認められている携帯火器は、ニュルンベルクのゲルマン国立博物館に収蔵されている「タンネンベルク銃(Tannenbergbüchse)」です。
この銃は1399年のものと年代が確定しています。
しかし今回見つかった遺物は、非常に高い確度で1390年頃のものと考えられています。
もし年代が確定すれば、ヨーロッパにおける携帯型火薬兵器の使用を示す最古の考古学的証拠となる可能性があります。
この小さな破片は「火器がいつ戦場に登場したのか」という歴史の空白を埋める手がかりになるかもしれないのです。


























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