老いたマウスの腸内細菌が若いマウスの卵巣を助けた
老いた腸内細菌の中に、本当に「若返りパーツ」のようなものが潜んでいるのでしょうか。
答えを得るために、研究者たちはまず若いメスのマウスの腸の中を、抗生物質(ばい菌を殺す薬)でほとんど空っぽにしました。
そのうえで、「若いマウスから集めたうんち」か「発情周期が止まった年長マウス(ヒトの閉経に近い状態)から集めたうんち」のどちらかを口から飲ませ腸内細菌の世界を丸ごと入れ替えを試みたのです。
その後、卵巣の細胞の状態やホルモン、卵巣の健康度の点数、そして実際にオスと同居させたときに子どもを産むかどうかを調べました。
まず卵巣の中で何が起こったのかを見るために、研究チームは卵巣の細胞から取り出したRNA(アールエヌエー:遺伝子の働き方の記録)をまとめて読み取りました。
その結果、年長マウスの腸内細菌をもらったグループでは、炎症に関わる遺伝子のスイッチが全体として弱まり、逆に「老化した卵巣で強く働くはずの遺伝子セット」の動きが抑えられていることが分かりました。
データをまとめて眺めると、「老い側」に傾いていた遺伝子のパターンのいくつかが、「より若く健康な卵巣」に近い側へ少し引き戻されているように見えたのです。
この変化は、卵巣の“元気さ”を数字で表した指標にも現れていました。
研究チームは、卵胞(卵のもとになる袋)の数といくつかのホルモン(AMH、FSH、インヒビンA)の値を組み合わせて、「卵巣健康指数」という0〜100点のスコアを作りました。
すると若いマウス由来の腸内細菌を移植されたグループとくらべると、年長マウス由来の腸内細菌を移植されたグループの方が、この卵巣健康指数が有意に高くなっていました。
またオスと同居させたとき、「最初の出産までにかかった時間」の中央値は、若いマウスの腸内細菌グループがおよそ23日、年長マウスの腸内細菌グループがおよそ21.5日で、後者の方が約1.5日だけ早く子どもを産んでいました。
「一度の出産で生まれた子どもの数」についても年長マウスの腸内細菌をもらったグループの方がやや多いように見えますが、ただその差は決定的とは言えませんでした。
では、腸内細菌側では何が変わっていたのでしょうか。
研究者たちは、便のDNAと、血液中の小さな分子をまとめて測りました。
その結果、年長マウスの腸内細菌をもらったグループでは、ビタミンK2や、NAD(細胞の“電池”を回す材料のような分子)に関係する「作る経路」が、候補として強まっていることが分かりました。
また、バクテロイデス属(腸内に多い細菌のグループ)のいくつかの菌種などが、「腸内細菌の変化」と「卵巣の遺伝子パターンの変化」をつなぐ“仲介役”の候補として有力かもしれない、という統計的な手がかりも得られています。

























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