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人間とそっくりな「脳の老化パターン」を示す哺乳類が判明

2026.06.25 21:00:58 Thursday

私たちの脳は、年齢を重ねるにつれて少しずつ変化していきます。

脳全体が萎縮したり、脳の内部にある液体で満たされた空間である「脳室」が広がったりすることは、人間の高齢期によく見られる変化です。

では、人間とよく似た脳の老化パターンを示す動物はいるのでしょうか。

英バース大学(University of Bath)らの新たな研究で、その候補として浮かび上がったのが、私たちにとっても身近な存在である「イエネコ」でした。

調査により、イエネコは人間とよく似た脳の加齢変化を示すことが明らかになったのです。

研究の詳細は2026年6月22日付で学術誌『Biology Open』に掲載されています。

Domestic Cats Age Like Humans, New Study Shows https://www.sci.news/biology/domestic-cat-aging-14866.html Cats age like humans – could studying their brains reveal healthy ageing secrets? https://www.bath.ac.uk/announcements/cats-age-like-humans-could-studying-their-brains-reveal-healthy-ageing-secrets/
Cat brains age like humans: translating time shows pet cats live to be natural models for human aging https://doi.org/10.1242/bio.062604

ネコは「人間の脳老化」を調べるモデルになるかも

老化研究では、マウスなどの実験動物がよく使われます。

しかし、こうした動物は寿命が短く、人間の高齢期に相当するような長い時間を自然に生きるわけではありません。

また、病気を人工的に起こして調べることも多いため、人間が実際の生活の中で年を取っていく過程とは異なる部分があります。

そこで研究チームが注目したのが、ペットとして暮らすイエネコです。

イエネコは最大で30年ほど生きることがあり、近縁種のヨーロッパヤマネコよりも長寿です。

さらに世界中に非常に多く存在し、人間と同じ家庭環境の近くで自然に年を取っていきます。

つまりイエネコは、実験室で無理に老化を再現するのではなく、現実の生活環境の中で進む老化を調べられる可能性を持つ動物なのです。

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そこで研究チームは今回、人間、ネコ、チンパンジー、マウスなどを含む複数種の哺乳類を対象に、集められた3754件のデータを分析しました。

その中には、脳画像、血液化学、病気に関連するパターン、目が開く時期や遊び行動の開始といった発達上の指標が含まれていました。

そして単純に「ネコの1年は人間の何年」と換算するのではなく、実際に測定できる生物学的変化をもとに、種を超えた年齢の対応関係を作ったのです。

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