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psychology

相手を気持ちよくさせる会話術「オプラ・ルール」とは (2/2)

2026.07.17 06:30:08 Friday

前ページ私たちが会話相手に求めていることは?

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「オプラ・ルール」の2つのステップとは?

オプラ・ルールは、大きく2つの段階から成り立っています。

最初の段階は「相手が自分の感情や考えを表現できるような質問をすること」です。

たとえば、相手が職場で起きた出来事を話しているなら、「それが起きたとき、どう思った?」と尋ねます。

誰かから傷つく言葉を言われたという話なら、「相手にそう言われたとき、何を考えたの?」と聞くことができます。

相手が人生の決断について語っているなら、「どうしてそれが、あなたにとってそれほど重要だったの?」と掘り下げてもよいでしょう。

こうした質問は、出来事の事実だけでなく、その人が何を感じ、どのように受け止めたのかに関心を向けるものです。

相手は質問に答える中で、自分の感情や考えを整理し、「この人は自分のことを理解しようとしている」と感じられます。

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2つ目の段階は「相手が求めている承認を、はっきりと言葉にして伝えること」です。

「そう感じるのも分かるよ」

「なぜそう考えたのか理解できるよ」

「その状況で、あなたはよくやったと思う」

このような言葉によって、相手は自分の話がきちんと受け止められたことを確認できます。

ここで重要なのは、承認することが、相手の意見や行動に全面的に賛成することと同じではないという点です。

相手の判断が正しかったかどうかを決める前に、まず「なぜその人がそう感じたのか」を理解しようとすることが大切です。

たとえば、相手の行動には賛成できなくても、「その状況で不安になったことは理解できる」と伝えることはできます。

反対に、相手が悩みを話している最中に、すぐ解決策を提示したり、自分の経験に話題を置き換えたりすると、相手は「話を聞いてもらえなかった」と感じることがあります。

「私も同じことがあった」「こうすればよかったのに」と返すことは、必ずしも悪いわけではありません。

しかし、相手がまだ自分の気持ちを語り終えていない段階では、助言よりも先に、理解と承認を示す必要があります。

ハン氏は、耳を傾けることを「癒やしの行為」として捉えるべきだと述べています。

相手の物語を評価し、購入する商品のように判断するのではなく、その人が語っている経験を、その人のものとして受け入れるのです。

そのためには、相手の立場に身を置き、その人の目を通して世界を見ようとする姿勢が求められます。

オプラ・ルールとは、相手を巧みに操ったり、必要以上に褒めたりする技術ではありません。

相手に「もっと安心して話しても大丈夫です」と感じてもらい、その話を最後まで受け止めるための会話の姿勢です。

私たちは、会話を盛り上げるには面白い話をしたり、気の利いた返答をしたりする必要があると思いがちです。

しかし、相手を本当に気持ちよくさせるのは、こちらの話術ではなく、相手が安心して自分の話をできたという経験なのです。

次に誰かと話すときは、すぐに答えや助言を返すのではなく、「そのとき、どう感じたの?」と尋ねてみてください。

そして相手が話し終えたら、「そう思った理由が分かるよ」と言葉にして伝えてみましょう。

誰かの話を変えようとせず、売り込ませようともせず、ただ丁寧に受け止めることが、親密な関係を築く最もシンプルな会話術なのです。

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