自宅周辺に庭が多い人ほど、糖尿病リスクが低かった
これまでにも、緑の多い地域に暮らす人ほど2型糖尿病になりにくい可能性は報告されてきました。
ただし従来の研究では、衛星画像などから地域全体の「緑の量」を測る方法が多く、自宅の庭なのか、公園なのか、それとも単なる草地なのかを細かく区別できないという問題がありました。
そこで研究チームはUKバイオバンクに登録された42万3282人を対象に、住宅周辺の緑地と、その後の2型糖尿病発症との関係を調べました。
参加者の平均年齢は約56歳で、追跡期間の中央値は15.41年です。
この間に1万9648人が新たに2型糖尿病を発症しました。
研究者たちは英国の詳細な地理情報を利用し、それぞれの参加者について、自宅から半径100メートル以内の土地のうち、どれほどが「住宅の私有庭園」として使われているかを算出しました。
その結果、自宅周辺に占める庭園の割合が最も低い25%の人たちと比べて、庭園の割合が最も高い25%の人たちは、2型糖尿病の発症リスクが6.8%低いことがわかりました。
年齢や性別、教育、喫煙、飲酒、食生活、糖尿病の家族歴などを考慮しても、この関連は残っていました。
ただし、これは「庭を持てば糖尿病リスクが6.8%下がる」という意味ではありません。
研究で測定したのは本人が庭を所有しているかどうかではなく、自宅のごく近くに私有庭園として分類される土地がどの程度存在するかだからです。


































