100年以上前の標本を調べ直すと「名前の間違い」が発覚
問題のカエルは長年、「プリスティマンティス・スブシギラトゥス(Pristimantis subsigillatus)」という種だと考えられてきました。
この名前は1902年に記載されたもので、その後、西エクアドルなどに生息する似たカエルたちにも使われるようになりました。
ところが研究チームが、ロンドン自然史博物館に保存されているP. subsigillatusのホロタイプを詳しく調べ直したところ、奇妙な事実が浮かび上がります。
ホロタイプとは、その学名がどの生物を指すのかを決める「基準」となる標本です。
比較の結果、この100年以上前の標本は、現在P. subsigillatusと呼ばれているカエルたちとは形態が一致していませんでした。
さらにこの標本は、1898年にすでに記載されていた「プリスティマンティス・ラティディスクス(Pristimantis latidiscus)」と同じ種であると判断されました。
つまり本来のP. subsigillatusは、P. latidiscusと同種であり、後から付けられたP. subsigillatusという名前は後発異名となります。
すると今度は、これまでP. subsigillatusと呼ばれてきた多数のカエルが「では一体何という種なのか」という問題が生じました。
































