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※ 画像はイメージです/ Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部
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普通に人と触れ合っていたカエル、実は「新種」だったと判明

2026.08.27 12:00:49 Thursday

新種の動物というと、人の入らない奥地や深い森の中でひっそり暮らしていた生き物を想像するかもしれません。

しかし今回見つかったのは、その正反対ともいえるカエルでした。

このカエルは、南米エクアドル西部の熱帯雨林だけでなく、バナナ農園や公園など人の暮らしに近い場所でも確認されており、研究者にとっても決して珍しい存在ではありませんでした。

それにもかかわらず、長年ずっと別の種の名前で呼ばれていたため、「新種」であることに誰も気づいていなかったのです。

エクアドル・カトリック教皇大学(PUCE)は、このカエルを新種「プリスティマンティス・ミルペ(Pristimantis milpe)として記載しました。

研究の詳細は2026年7月24日付で学術誌『ZooKeys』に掲載されています。

‘Brand New’ Frog Species Has Been Hiding in Plain Sight For Years, And It’s Adorable https://www.sciencealert.com/brand-new-frog-species-has-been-hiding-in-plain-sight-for-years-and-its-adorable
Long overdue: a new, widespread, species of Pristimantis (Anura, Strabomantidae) from the Chocó region and the synonymy of Pristimantis subsigillatus https://zookeys.pensoft.net/article/194383/

100年以上前の標本を調べ直すと「名前の間違い」が発覚

問題のカエルは長年、「プリスティマンティス・スブシギラトゥス(Pristimantis subsigillatus)という種だと考えられてきました。

この名前は1902年に記載されたもので、その後、西エクアドルなどに生息する似たカエルたちにも使われるようになりました。

ところが研究チームが、ロンドン自然史博物館に保存されているP. subsigillatusのホロタイプを詳しく調べ直したところ、奇妙な事実が浮かび上がります。

ホロタイプとは、その学名がどの生物を指すのかを決める「基準」となる標本です。

新種と見られるカエルの画像がこちら

比較の結果、この100年以上前の標本は、現在P. subsigillatusと呼ばれているカエルたちとは形態が一致していませんでした。

さらにこの標本は、1898年にすでに記載されていた「プリスティマンティス・ラティディスクス(Pristimantis latidiscus)」と同じ種であると判断されました。

つまり本来のP. subsigillatusは、P. latidiscusと同種であり、後から付けられたP. subsigillatusという名前は後発異名となります。

すると今度は、これまでP. subsigillatusと呼ばれてきた多数のカエルが「では一体何という種なのか」という問題が生じました。

次ページ身近にいたカエルが、分類学上は「存在していなかった」

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