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※ 画像はイメージです/ Credit:Generated by gemini.google,ナゾロジー編集部
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外来カニの侵略対策に「8万匹のタコ」を導入、イタリア

2026.08.20 17:00:20 Thursday

今、イタリアのアドリア海で、外来種のカニによる深刻な漁業被害が広がっています。

問題となっているのは、北米原産の「ブルークラブ」です。

強力なハサミで貝をこじ開け、アサリなどを次々と食べてしまうため、イタリア北東部では大きな損失が出ています。

そこで研究者たちが対抗策として目をつけたのが、なんと「タコ」でした。

甲殻類を好んで捕食するタコを海に増やし、ブルークラブの勢力拡大を食い止めようというのです。

この一風変わった試みは、イタリアのボローニャ大学(University of Bologna)が進める「Octo-Blu」プロジェクトとして始動されています。

Italian scientists bet on octopus to fight crab invasion https://phys.org/news/2026-08-italian-scientists-octopus-crab-invasion.html

貝を食い荒らす外来カニに「天敵」をぶつける

ブルークラブは北米の大西洋沿岸を原産とする甲殻類です。

数十年前、船舶のバラスト水などを通じて地中海へ持ち込まれた可能性が高いと考えられています。

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ブルークラブ/ Credit: en.wikipedia

近年になって個体数が急増し、特に被害を受けているのがアドリア海沿岸の貝類養殖です。

ブルークラブは青みを帯びた頑丈なハサミを持ち、若いアサリを含め、海底のさまざまな生物を食べます。

ヨーロッパ有数のアサリ生産地を抱えるエミリア=ロマーニャ州では、2022年以降の被害額が約1700万ユーロに達したとされています。

農業・漁業団体コルディレッティは、イタリア全体の被害額を約2億ユーロと推定しています。

しかもブルークラブは泳ぎが得意で、大きな個体は1キログラムほどに成長します。

さらに現地では天敵が少ないうえ、非常に高い繁殖力を持っています。

そこでボローニャ大学の研究チームが考えたのが、マダコを増やす方法でした。

タコは自然界でカニなどの甲殻類を積極的に捕食する強力な捕食者です。

研究者たちは、この食性を利用すれば、ブルークラブの増加にある程度ブレーキをかけられるのではないかと考えました。

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