同じ男性の声を「12通り」に変えた動画

研究を行ったのは、ダラム大学心理学部のジェームズ・E・ラッター氏とリンダ・G・ブースロイド氏です。
2人はまず、身長や体重、筋肉のつき方がさまざまな17人の男性に協力してもらいました。
チームは、男性たちが全身の映る位置に立ち、声に出して1から5まで数える様子を撮影しました。
次にチームは、録音された声の「高さ」と「響き」を、デジタル処理で上げたり下げたりしました。
こうして1人の男性につき、声の違う動画が12通り作られました。
つまり、見た目はまったく同じなのに、声だけが低かったり高かったりする動画のセットができたわけです。
チームはこの動画を使ってオンライン調査を行い、数百人のボランティアに参加してもらいました。
参加者は動画を見ながら声を聞き、画面の男性の「魅力」「腕力」「ケンカの強さ」「社会的な優位さ(周りの人に対する影響力の強さ)」を評価しました。
あわせて、その男性の身長や体重がどれくらいに見えるかも答えてもらっています。
さらに、見た目と声のどちらが印象を大きく左右するのかを比べるため、音を消した動画も評価してもらいました。




















