中国で「4枚の翼」を持つ羽毛恐竜の化石を発見
中国で「4枚の翼」を持つ羽毛恐竜の化石を発見 / ※画像はイメージです。Credit: Generated by Codex (gpt-image), ナゾロジー編集部
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中国で「4枚の翼」を持つ羽毛恐竜の化石を発見

2026.10.03 09:30:00 Saturday

公園でハトが一斉に飛び立つのを見て、あの小さな体でよく空へ上がれるものだと感心したことがある人も多いでしょう。

羽毛をもつ恐竜の中に鳥によく似たものがいたことは化石から分かっていますが、「空を飛ぶ力」がどう生まれたのかには大きななぞが残っています。

そんな中、中国北東部の白亜紀前期の地層から、翼が4枚ある小さな肉食恐竜の化石が見つかりました。

記事で紹介されていた画像はこちら(画像1、画像2)

この化石を報告したのは、イタリアのOPHIS古生物学博物館・爬虫類学センターのアンドレア・カウ氏らの研究チームです。

では、恐竜が空を飛ぶための体は一度だけ生まれたのでしょうか、それとも別々のグループで何度も生まれたのでしょうか。

研究内容の詳細は2026年9月29日に『Nature Communications』にて発表されました。

Remarkably preserved feathered dinosaur discovered in China reveals new secrets of flying predator evolution (Live Science) https://www.livescience.com/animals/dinosaurs/remarkably-preserved-feathered-dinosaur-discovered-in-china-reveals-new-secrets-of-flying-predator-evolution
Independent assembly of the flight apparatus in a non-avian dinosaur clade https://doi.org/10.1038/s41467-026-77804-6

翼が4枚ある「鳥のような小さなハンター」

翼が4枚ある「鳥のような小さなハンター」
翼が4枚ある「鳥のような小さなハンター」 / ※画像はイメージです。Credit: Generated by Codex (gpt-image), ナゾロジー編集部

見つかった恐竜は「ノレルラプトル・バルスボルディ(Norellraptor barsboldi)」と名付けられました。

化石が出たのは中国北東部の九仏堂(ジウフォタン)層という地層で、およそ1億4500万〜1億年前の白亜紀前期にあたります。

羽毛をもつ姿がとてもよく保存されたこの個体は、死んだ時に3歳で、体長はわずか57センチほどでした。

歯とかぎ爪は鋭く曲がっていて、いろいろな獲物をねらう小さな肉食動物らしい形をしています。

研究に参加していないウィスコンシン大学マディソン校のスコット・ハートマン氏は、初期の哺乳類やトカゲ、両生類、恐竜の子どもなどを食べていたのだろうと話しています。

大きな恐竜を襲うことはなかったはずで、ハートマン氏は「それは蚊が戦艦を襲うようなものです」とたとえています。

次ページ「飛ぶための体」は1回だけ生まれたのか?

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