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※ 画像はイメージです/ Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部
history archeology

トルコの古代都市で、2500年前の「謎の巨大像」を発掘

2026.08.26 17:00:54 Wednesday

トルコ西部に残る古代都市サルディスから、約2500年前に作られた巨大な男性像が発見されました。

高さは2メートルを超え、長い髪と古風な衣装をまといながら、手や顔には当時として新しい写実的な表現が取り入れられています。

しかも、この貴重な彫像が見つかった場所は神殿や墓ではありません。

なんと古代ローマ時代の道路の下で、2つに割られ、顔を下に向けた「舗装石」として再利用されていたのです。

いったい、この男性は誰だったのでしょうか。

米ハーバード大学とコーネル大学によるサルディス考古学調査(Archaeological Exploration of Sardis)の発掘によって、古代リディア人が自分たちの過去をどのように捉えていたのかを考える、新たな手がかりが現れました。

Mystery statue unearthed at Sardis archaeological dig https://phys.org/news/2026-08-mystery-statue-unearthed-sardis-archaeological.html Why Did the Ancient Romans Bury This Monumental Marble Statue Facedown? They Wanted to Repurpose It as a Paving Stone https://www.smithsonianmag.com/smart-news/why-did-the-ancient-romans-bury-this-monumental-marble-statue-face-down-they-wanted-to-repurpose-it-as-a-paving-stone-180989302/

道路の下から現れた高さ2メートル超の巨大像

発見があったのは、かつてリディア王国の首都だったサルディスです。

研究チームが5月下旬、ローマ時代の大規模な列柱道路を調査していたところ、道路の舗装に使われていた大理石の中から、人間の姿をした彫が現れました。

像は大きく2つに割られ、表面を下にして道路へ敷き詰められていました。

実際の画像がこちら

つまり後世の人々にとって、この巨大な芸術作品は建築資材として再利用されていたのです。

しかし結果的には、顔や体の正面が地面側を向いていたことが、風化から像を守ることにもつながりました。

慎重に掘り出された彫像は高さ約2.1メートルを超える若い男性像で、保存状態は非常に良く、ほぼ完全な姿を残していました。

右手には果物のようなものを持っており、マルメロを神々に捧げようとしている姿だった可能性も指摘されています。

顔が見えるように仰向けにされた巨像

年代は紀元前470~450年ごろとみられています。

ところが、この像には奇妙な特徴があります。

直立した姿勢や長く整えた髪、衣服のスタイルは、制作年代より約100年前にあたる紀元前6世紀のギリシャ彫刻を思わせるのです。

一方で、手に浮き出た血管や顔の造形、首の動きなどには、紀元前5世紀前半の新しい写実表現が使われています。

つまりこの像には、「昔の姿」と「当時最新の技術」が同時に存在しているのです。

次ページなぜ最新技術で「100年前の姿」を彫ったのか

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