現代技術でも真似出来ない、非常に複雑な情報処理を行っている私たちの「脳」。
カリフォルニア大学の研究者らが、「私たちの脳が、実は量子コンピューターとして働いているのではないか」と仮説をもとに、その可能性を解明するための研究をはじめました。
http://www.news.ucsb.edu/2018/018840/are-we-quantum-computers
量子コンピューターとは
量子コンピューターとは、量子力学に基づき、量子もつれや重ね合わせの性質を利用して、量子ビットでの計算を行うコンピューターです。量子もつれは、量子が遠く離れた状態でも相互作用をもたらすことで、「シュレディンガーの猫」で有名な重ね合わせは、「生存」「死亡」など別の状態が重なりあって存在することを表します。
通常のコンピューターが1か0かを1単位として計算するのに対して、量子ビットは複数の状態を同時に持つことができます。よって、ある種の計算では、通常のコンピューターでは考えられないほど早く結果を出すことが出来るのです。