ビジネスの場で活躍する「名刺」ですが、もし、その形が正方形だとしたら、どう感じますか?「違和感を覚える」「なんだかしっくりこない」という意見の人がほとんどでしょう。このような感覚になるのは、単に今までの名刺の形に慣れているからだけではありません。
名刺の形が「黄金比」と呼ばれるルールに従って作られたものであり、人間は本能的にそれを心地よいと感じるからなのです。
多くの人が、「黄金比」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?情報誌やテレビ、インターネットに取り上げられるようになって以来、学者やデザイナーだけでなく、一般の人にとっても身近な言葉となりました。
黄金比とは実際にどのようなものなのでしょうか?このルールは学者でなくても簡単に理解できるものです。一緒に考えてみましょう。
黄金比とは
黄金比とは、「人間が最も美しいと感じる比率」のことです。ちなみにその比率は、「1:1.618」となっています。
※正確には、「1:」なので、「1:1.6180339887……」と限りなく続きます。