今年4月、コロナ禍で休館を迫られた世界中の博物館が、SNS上で「世界一おぞましい展示物」を決めるバトルを繰り広げ、話題になりました。
きっかけは、ヨークシャー博物館(英)が、公式ツイッター上で「コレクションの中から最も不気味な展示物を投稿しましょう」との呼びかけでした。
これが意外な評判を呼び、「 #CURATORBATTLE 」として、毎週ごとにテーマに沿った展示物を紹介し合う人気企画となっています。
しかし、それもついにグランドフィナーレを迎えました。
ラストマッチは、テーマ制限なし。シンプルに「世界最高の展示物」を決めよう、という最後にふさわしいバトルとなっています。
ヨークの兜(カブト)
仕掛け人のヨークシャー博物館が、最高の展示物として紹介したのは「ヨークの兜」です。
これは8世紀頃に作られたイングランド・ヨークのカブトで、ヨーロッパのカブトの中でも最も精巧で、保存状態が良いと言われます。
当時の王族が身につけたステータスシンボルだったそうです。
IT’S THE #CURATORBATTLE GRAND FINALE! ?
⭐️ Today’s theme is #StarObject! ⭐️
Our star is the York Helmet. This 8th century object is the most finely constructed and complete Anglo-Saxon helmet in all of Europe! It was a status symbol worn by Northumbrian royalty!
BEAT THAT!? pic.twitter.com/gfVfiEQViR
— Yorkshire Museum (@YorkshireMuseum) July 24, 2020