ホーキング博士の予言「ゲノム編集は裕福層のひとり勝ち」
しかし、こうした人類の進歩の裏には、必ずネガティブな問題がついて回ります。
イギリスの著名な物理学者スティーヴン・ホーキング博士(1942-2018)は生前、人体の遺伝子操作によって生じる社会問題について指摘していました。
例えば、優れた超人への遺伝子操作を受けられるのが裕福層に限られてしまうと、貧困層との間に「遺伝子格差」が生じてしまいます。
すると経済的な溝ばかりでなく、才能や容姿、寿命などすべて裕福な人々が独占してしまうのです。
また、ホーキング博士は「人体のゲノム編集技術は今後50年以内で飛躍的に進歩し、人為的な遺伝子操作が当たり前となる社会が到来する」と予言していました。
ホーキング博士の予言が当たった時、人間社会はどう変貌するのでしょうか。
人類が自分たちの手によってユートピアを築くのか、それともディストピアに陥るのか、今が分かれ目のようです。
この記事は、2019年6月13日の記事を再編集したものです。