背骨の「柔らかい部分」と「硬い部分」
ネコが落下中に姿勢を整える能力は「空中姿勢反射」と呼ばれています。
しかし、背骨がどのように働いてこの動作を実現しているのかは十分に理解されていませんでした。
そこでチームは、ネコの背骨の構造と動きを詳しく調べることに。
まず5体のネコの遺体を用い、背骨を「胸椎(背中の上〜中部)」と「腰椎(背中の下部)」に分けて、ねじりに対する柔軟性や強度を測定しました。
その結果、ネコの背骨は全体が均一に柔らかいわけではないことが判明しました。
胸椎は非常に柔軟で、ほとんど力をかけなくても大きくねじれる「ニュートラルゾーン」という可動域を持っています。
この範囲ではおよそ50度近くまで自由に回転できることがわかりました。
一方、腰椎はそれほど柔らかくなく、ねじれに対して強い抵抗を示しました。
つまり腰椎は回転しにくく、体を安定させる役割を担っているのです。
この結果は、ネコの背骨が「柔らかい部分」と「硬い部分」に機能分化していることを示しています。


























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