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実際のコイン画像/ Credit: Leeds.gov.uk(2026)
history archeology

【謎の事件】バス運賃に使われたコインが「2000年前のフェニキア硬貨」だった

2026.03.11 12:00:31 Wednesday

ある乗客がバスの運賃箱に入れたコインが、2000年前の古代文明の硬貨だった。

これは1950年代のイギリスで、実際に起きた謎の出来事です。

リーズ(Leeds)のバス運転手が受け取った一枚のコインは、当初はただの外国コインだと思われていました。

しかし後になって調べてみると、その正体は古代フェニキア人が鋳造した稀少な約2000年前の硬貨だったのです。

なぜ古代のコインが20世紀のバス運賃として使われたのか。

そして、そのコインはどのような旅をしてイギリスへたどり着いたのでしょうか。

この小さな金属片には、まるでミステリー小説のような歴史が隠されていました。

Fare to say ancient coin has travelled through time https://news.leeds.gov.uk/news/fare-to-say-ancient-coin-has-travelled-through-time 2,000-year-old Phoenician coin was used as bus fare in England, but ‘how it got there will always be a mystery’ https://www.livescience.com/archaeology/2-000-year-old-phoenician-coin-was-used-as-bus-fare-in-england-but-how-it-got-there-will-always-be-a-mystery

バス運賃の中に紛れていた「古代のコイン」

このコインの存在が知られるきっかけは、1950年代のリーズ市交通局でした。

当時、ジェームズ・エドワーズという男性がバスや路面電車の運賃を回収して数える出納(すいとう)係として働いていました。

彼の仕事は、運転手が集めた運賃を回収し、毎日まとめて計算することです。

その作業の中で、彼はしばしば奇妙なコインを見つけていました。

偽物や外国の通貨など、イギリスの通貨として使えないものです。

エドワーズはそうしたコインを捨てる代わりに、家に持ち帰り、孫のピーターに渡していました。

ピーターはそれらのコインを宝物のように大切にし、小さな木箱に入れて保管していたといいます。

コイン収集家だったわけではありませんが、見慣れない図柄や外国の雰囲気に強く惹かれていたのです。

そして数十年が経った後、その中のある一枚のコインが彼の好奇心を刺激しました。

そこに刻まれた奇妙な図像と文字は、どう見ても近代のコインではなかったのです。

次ページ調査の結果「2000年前のフェニキア硬貨」と判明

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