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Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部
paleontology

約3億年前の「世界最古のお尻の穴」の化石を発見

2026.02.25 17:00:46 Wednesday

約3億年前、小さな爬虫類が泥の上にぺたりと腹ばいになりました。

ほんの一瞬の休息だったはずです。

しかしその「ちょっと、ひと休み」が、地球史を塗り替える証拠になるとは、当の本人も想像していなかったでしょう。

ドイツ・テューリンゲンの森で発見された化石から、既知で最古となる爬虫類の皮膚痕跡が見つかりました。

しかもそこには総排出腔、つまり「お尻の穴」と解釈される構造が含まれていたのです。

この研究はベルリン自然史博物館(Museum für Naturkunde Berlin)らの国際研究チームによって行われ、2026年に学術誌『Current Biology』に掲載されました。

Oldest Fossilized Butthole Found in 290-Million-Year-Old Reptile https://www.sciencealert.com/oldest-fossilized-butthole-found-in-290-million-year-old-reptile Oldest known reptile skin impressions discovered in the Thuringian Forest https://www.museumfuernaturkunde.berlin/en/museum/media/press/oldest-known-reptile-skin-impressions-discovered-thuringian-forest
The earliest reptile body impressions with scaly skin https://doi.org/10.1016/j.cub.2026.01.036

泥の上に残った「皮膚」そのもの

化石が見つかったのは、ドイツ中部テューリンゲン盆地のゴルトラウター層です。

年代は前期ペルム紀、約2億9800万〜2億9900万年前と放射年代測定によって確定されています。

今回発見されたのは骨ではありません。

動物が泥の上に体をつけたことで残った「体の痕跡(ボディ・インプレッション)」です。

これまでにも恐竜の羽毛や皮膚構造は知られていましたが、ここまで古い時代の爬虫類鱗の詳細なパターンが保存された例はありませんでした。

【実際の画像がこちら

鱗は菱形や六角形など多様な形をしており、現生の爬虫類と同様にケラチンでできた表皮性の鱗と考えられています。

これは骨質の皮甲ではありません。

痕跡には足跡や休息痕も伴っており、新たなタイプの痕跡化石として「カバルツィクヌス・プルクルス(Cabarzichnus pulchrus)」と命名されました。

足跡の比率から、この動物はボロサウルス類と呼ばれる初期の爬虫類の仲間だった可能性が高いとされています。

骨格化石ではなく、痕跡化石がここまで多くの情報を与える例は非常に珍しいのです。

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