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新種のサル/ Credit: Daniel Rosengren / Hart JA et al. (2026), PLOS ONE, CC BY 4.0
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「新種のサル」をコンゴの熱帯雨林で発見

2026.07.16 20:00:51 Thursday

アフリカ中央部に広がるコンゴ盆地の熱帯雨林から、これまで科学的に記載されていなかった新種のサルが見つかりました。

新種の学名は「コロブス・コンゴエンシス(Colobus congoensis)」で、現地の一部住民が使ってきた呼び名から「リクウェリ(Likweli)」という一般名が推奨されています。

研究の詳細は、米イェール大学(Yale University)らにより、2026年7月15日付で科学誌『PLOS ONE』に掲載されました。

An Entirely New Monkey Species Has Been Hiding in The Congo Rainforest https://www.sciencealert.com/an-entirely-new-species-of-monkey-has-been-living-in-the-congo-rainforest-this-whole-time Meet ‘Likweli’: A new monkey species discovered in the Congo Basin https://news.yale.edu/2026/07/15/meet-likweli-new-monkey-species-discovered-congo-basin
Likweli: A remarkable new species of Colobus monkey from the Lomami National Park, Democratic Republic of Congo https://doi.org/10.1371/journal.pone.0349857

10年かけて姿を追った「新種のサル」

リクウェリが最初に写真に収められたのは2008年のことでした。

現在のコンゴにあるロマミ国立公園にあたる森で、研究者が樹冠にいる黒いサルを撮影しましたが、姿は部分的にしか写っておらず、新種だと判断できる材料はありませんでした。

転機となったのは2018年です。

監視パトロール中の調査員が、口の周囲に淡い色の模様があり、尾の付け根の下に白い斑点を持つ黒いサルを撮影しました。

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新種のサル/ Credit: Daniel Rosengren / Hart JA et al. (2026), PLOS ONE, CC BY 4.0

その後、現地の調査員たちは道のない森林を歩き回り、2018~2022年に約1700平方キロメートルの範囲で114件の観察記録を集めました。

なお、これは114頭の個体を確認したという意味ではありません。

同じ群れを複数回観察した可能性を含む「114件の検出記録」です。

リクウェリは平均約6頭の小さな群れで、密生した森林の高い樹冠部を移動していました。

そのため発見も撮影も難しく、生息域周辺の52村で聞き取りをしても、姿を知り、正確に説明できたのは8村だけでした。

バランガの人々はこのサルを「リクウェリ」、東側のミトゥクの人々は「枝を揺らす者」を意味する「カサバ・ンコニ」と呼んでいました。

現地でまったく知られていなかったわけではありませんが、地域住民にさえほとんど目撃されない、非常に人目につきにくい存在だったのです。

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