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※ 画像はイメージです/ Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部
history archeology

140万年前の「絶滅人類の足跡」をケニアで発見ーー足跡から判明した新事実

2026.07.29 12:00:15 Wednesday

絶滅した人類の姿を見ることはできません。

しかし、彼らがこの地上を歩いていた確かな証拠なら残っています。

1978年に、ケニア北部のトゥルカナ湖東岸で見つかった約143万年前の足跡化石の集団

これらは絶滅した人類の近縁種「パラントロプス・ボイセイ」のものであることがわかりました。

さらに、米国チャタム大学(Chatham University)らの最新研究で、パラントロプスは従来考えられていたより、ずっと大柄だった可能性が示されたのです。

研究の詳細は、2026年7月27日付で『PNAS』に掲載されています。

Ancient Fossil Footsteps Found in Kenya May Hint That an Early Human Relative Was Larger Than Previously Thought https://www.smithsonianmag.com/smithsonian-institution/ancient-fossil-footsteps-found-in-kenya-may-hint-that-an-early-human-relative-was-larger-than-previously-thought-180989206/ Fossil footprints reveal that an ancient human relative was larger than previously thought and traveled in groups 1.4 million years ago https://www.eurekalert.org/news-releases/1137146
Insights into hominin body size, locomotion, and behavior from Early Pleistocene trackways in northern Kenya https://doi.org/10.1073/pnas.2530996123

合計21個、8人分の足跡と判明

研究の舞台となったのは、ケニア北部のクービ・フォラ地域にある「GaJi10」と呼ばれる遺跡です。

最初の発見は1978年までさかのぼります。

スミソニアン国立自然史博物館のチームが地層を調べていたところ、岩の表面からカバのものとみられる大きなくぼみが見つかりました。

その地層を慎重に掘り出すと、すぐ近くから古代のヒト族が残した2つの足跡が現れたのです。

研究チームは将来の調査に備えて遺跡を砂で埋め戻し、2016年と2023年に再び発掘しました。

その結果、同じ地面から合計21個、8個体分とみられる足跡が確認されました。

実際に見つかった足跡化石の画像がこちら

周囲にはカバやレイヨウなどの足跡も残っており、当時の湖岸に多くの動物が集まっていた様子が読み取れます。

周辺の火山灰を用いた年代測定から、この足跡面は約143万年前に形成されたと推定されました。

当時、この地域にはパラントロプス・ボイセイとホモ・エレクトスという2種類のヒト族が暮らしていました。

そこでチームは、足跡の大きさだけでなく、足裏の形や、歩行中に体重がどのように移動したのかを詳しく分析。

その結果、足跡の形態と歩き方は、パラントロプス・ボイセイのものと考えられる特徴によく一致したのです。

ただし、足跡のそばから本人の骨が見つかったわけではありません。

そのため種の判定は、足跡の形態に基づく有力な推定として理解する必要があります。

次ページ従来の「小柄説」を修正するデカさだった

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