「リーダーになりやすい人」は「うまくやれる性格の人」とは違うことが多かった

今回の研究が注目したのは、リーダーについての2つの別々の問いです。
1つは「どんな人がリーダーになりやすいか」という問いです。
もう1つは「どんな人がリーダーとしてうまくやれるか」という問いです。
ふつうに考えると、この2つの答えは同じになりそうですよね。
できそうな人が選ばれて、選ばれた人がちゃんと活躍する、という流れです。
ところが研究チームによると、リーダーになりやすい社員は、その役目で成功するための性格を持った人とは違うことが多かったといいます。
分かりやすい例が「自己主張の強さ」です。
自己主張の強い人は、リーダーになりやすい傾向がありました。
しかし、自己主張の強さは、リーダーとしてうまくやれることとは結びついていなかったのです。
一方で、うまくやれるリーダーの能力と関わっていた性格もありました。
それが「何かをやりとげたいという気持ち」「物事をきちんと整えておきたい気持ち」「自分を律する力」「前向きさ」などです。
目立って前に出る力と、リーダーとして成果を出す力は、分けて考えたほうがよさそうです。
ただし、これはたくさんの研究をまとめたときに見えた傾向で、自己主張の強い人がみんな良いリーダーになれないという意味ではありません。
また、調べた中には学生のリーダーから会社の管理職までが含まれていて、立場によって結果が変わる部分もありました。
では研究者たちは、どうやってこの「ずれ」を確かめたのでしょうか?



























