学生と管理職では「大事な性格」が違った

研究では、どんな立場のリーダーかによって、うまくやるための性格が変わることも分かりました。
たとえば、学生のリーダーがうまくやるための性格は、会社で役職の低い管理職や役職の高い管理職の場合とは違っていました。
部活の部長と会社の社長とで求められることが違うのは、なんとなく想像がつくでしょう。
ただ、どの性格がどの立場で大事だったのか、その具体的な中身までは、今回紹介されている範囲では分かっていません。
では、この結果は私たちにどう関わってくるのでしょうか。
ナイ氏は、リーダーは組織がうまく回るかどうかや、働く人のやる気に大きな影響を与えうると話しています。
だからこそ、リーダーを採用したり、社員をリーダーに育てたりするときに、何を見ればいいかを組織が知っておくことが大切だといいます。
そのうえでナイ氏は、組織はリーダーの選び方を見直し、成功と結びついた性格に目を向けたほうがいいかもしれない、と述べています。
前に出る人をそのまま選ぶのではなく、やりとげたいという気持ちや自分を律する力のほうを見てはどうか、という提案だと読めます。
一方で、なぜ自己主張の強い人がリーダーに選ばれやすいのか、その理由までは今回の研究の紹介では語られていません。
次に学級委員を決めるときは、手の挙がる速さより、宿題をきちんと出しているかをこっそり見てみるのもいいかもしれません。



























