自己主張が強い人ほどリーダーになったが、実力とは別だった
自己主張が強い人ほどリーダーになったが、実力とは別だった / ※画像はイメージです。Credit: Generated by Codex (gpt-image), ナゾロジー編集部
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自己主張が強い人ほどリーダーになったが、実力とは別だった

2026.09.24 16:20:00 Thursday

学級委員を決める時間、真っ先に手を挙げた子にそのまま決まっていく教室の空気があります。

自分の意見を強く押し出す人ほどリーダーになりやすいのに、その押しの強さは「リーダーとしてうまくやれるか」とは結びついていなかったようです。

ミシガン州立大学の心理学者クリストファー・ナイ氏らは、性格とリーダーの関係を調べた過去の研究を集めて、まとめて分析しました。

その結果、リーダーに選ばれやすい性格と、リーダーとしてうまくやれる性格は、同じではないことが見えてきました。

職場や学校で感じる「あれ?」というモヤモヤに、1つの手がかりをくれる研究です。

研究内容の詳細は2026年4月6日に『Journal of Applied Psychology』にて発表されました。

Leaders don’t always have the right personality traits for the job (Futurity) https://www.futurity.org/personality-leaders-3346102/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=personality-leaders-3346102
The many facets of leadership: A meta-analysis of personality facets, leader effectiveness, and emergence. https://doi.org/10.1037/apl0001378

「リーダーになりやすい人」は「うまくやれる性格の人」とは違うことが多かった

「リーダーになりやすい人」は「うまくやれる性格の人」とは違うことが多かった
「リーダーになりやすい人」は「うまくやれる性格の人」とは違うことが多かった / ※画像はイメージです。Credit: Generated by Codex (gpt-image), ナゾロジー編集部

今回の研究が注目したのは、リーダーについての2つの別々の問いです。

1つは「どんな人がリーダーになりやすいか」という問いです。

もう1つは「どんな人がリーダーとしてうまくやれるか」という問いです。

ふつうに考えると、この2つの答えは同じになりそうですよね。

できそうな人が選ばれて、選ばれた人がちゃんと活躍する、という流れです。

ところが研究チームによると、リーダーになりやすい社員は、その役目で成功するための性格を持った人とは違うことが多かったといいます。

分かりやすい例が「自己主張の強さ」です。

自己主張の強い人は、リーダーになりやすい傾向がありました。

しかし、自己主張の強さは、リーダーとしてうまくやれることとは結びついていなかったのです。

一方で、うまくやれるリーダーの能力と関わっていた性格もありました。

それが「何かをやりとげたいという気持ち」「物事をきちんと整えておきたい気持ち」「自分を律する力」「前向きさ」などです。

目立って前に出る力と、リーダーとして成果を出す力は、分けて考えたほうがよさそうです。

ただし、これはたくさんの研究をまとめたときに見えた傾向で、自己主張の強い人がみんな良いリーダーになれないという意味ではありません。

また、調べた中には学生のリーダーから会社の管理職までが含まれていて、立場によって結果が変わる部分もありました。

では研究者たちは、どうやってこの「ずれ」を確かめたのでしょうか?

次ページリーダーとしての性質をどう調べたのか?

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