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恋人を「つなぎとめる」2種類の行動

自閉的な特性とは、人付き合いやコミュニケーションの苦手さ、考え方のこだわりの強さなど、自閉症に関係する特徴のことです。
研究を率いたアンジェイ・ウカシク氏は、こうした特性は一般の人にもさまざまな程度で見られ、障害とはみなされないと説明しています。
チームが注目したのは、恋人が離れていかないようにするための「引き止め行動」です。
引き止め行動は、大きく2つに分けられます。
1つは、愛情を示す、ほめる、贈り物をする、支えるといった「相手に得を与える」やり方です。
もう1つは、嫉妬させる、束縛する、脅すといった「相手に負担をかける」やり方です。
チームは、どちらを選ぶかは、その人の「愛着スタイル」(人との心のきずなの結び方のくせ)に大きく左右されると考えました。
たとえば不安型の人は近さを強く求めて距離に敏感になりやすく、回避型の人は心の近さを居心地悪く感じて独立を大事にしやすいとされます。
さらにチームは、限られた時間とエネルギーをどう振り分けるかという進化の考え方からも、この問題を見ました。
この考え方では、多くの相手と短い関係を持つことに力を注ぐ「速い戦略」と、一人の相手と子どもに長く力を注ぐ「遅い戦略」があるとされます。
以前の研究では、自閉的な特性は「遅い戦略」と結びつくのではないかと考えられていました。
ところが自閉的な特性は不安型や回避型の愛着とも結びついており、こうした愛着はむしろ「速い戦略」の特徴と重なりやすいとされてきました。
そこでチームは、自閉的な特性が強い人は「速い戦略」を好み、それに合った特有の引き止め行動をとるのではないかと予想したのです。




















