人気の「関節サプリ」、認知症の手前の人では発症リスク25%増
人気の「関節サプリ」、認知症の手前の人では発症リスク25%増 / ※画像はイメージです。Credit: Generated by Codex (gpt-image), ナゾロジー編集部
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人気の「関節サプリ」、認知症の手前の人では発症リスク25%増

2026.09.30 08:00:00 Wednesday

朝ごはんのあと、膝をさすりながら「関節にいいらしいから」とサプリの粒を飲み込むのが日課になっている方もいるでしょう。

グルコサミンは、関節の違和感や関節の健康のために処方せんなしで広く売られているサプリで、特に高齢の人に人気があります。

これほど多くの人が飲んでいるなら、アルツハイマー病などの認知症に何か影響していないかを確かめる必要があります。

そこで米フロリダ大学(UF)の研究チームは、患者の健康記録の分析に加えて、人の脳組織やマウスを使った実験で、この疑問に迫りました。

では、グルコサミンを飲んでいた人の認知機能は、その後どのような道をたどっていたのでしょうか。

研究内容の詳細は2026年6月9日に『Nature Metabolism』にて発表されました。

Glucosamine, a popular joint supplement, linked to faster Alzheimer’s progression (ScienceDaily) https://www.sciencedaily.com/releases/2026/09/260927033754.htm
Hyperglycosylation is a metabolic driver of Alzheimer’s disease https://doi.org/10.1038/s42255-026-01538-4

認知症の一歩手前「軽度認知障害」とサプリ

認知症の一歩手前「軽度認知障害」とサプリ
認知症の一歩手前「軽度認知障害」とサプリ / ※画像はイメージです。Credit: Generated by Codex (gpt-image), ナゾロジー編集部

アルツハイマー病は、認知機能が少しずつ衰えていく深刻な神経変性の病気です。

研究を率いたラモン・サン博士によると、アメリカだけでもアルツハイマー病の人は約700万人おり、レビー小体型認知症や前頭側頭型認知症など関連する認知症の人がさらに数百万人います。

この病気では代謝の乱れが広く見られますが、それが病気の成り立ちにどう関わるのかは、まだ十分に調べられていませんでした。

また、認知症の手前には「軽度認知障害(MCI)」と呼ばれる段階があります。

これは、記憶や思考の問題が普通の老化で予想されるより大きいものの、日常生活には必ずしも大きな支障が出ていない状態のことです。

研究チームはイー・グオ博士やジャン・ビアン博士と協力し、UFヘルス(フロリダ大学の医療機関)の健康記録をAIで分析しました。使ったのは2012年から2024年に集められた記録で、個人を特定できないよう処理されています。

対象は、アルツハイマー病と関連する認知症(ADRD)、または軽度認知障害と診断された患者です。

どちらのグループでも患者の8%がグルコサミンを使っていると申告しており、その数はADRDで1,896人、軽度認知障害で2,750人でした。

年齢や性別などの要因を考慮したうえで、グルコサミンを使う人と使わない人を比べると、どんな違いが見えてきたのでしょうか。

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