5月1日:木星と金星が早朝に大接近
見どころレベル★★★
金星は「明けの明星」「宵の明星」という別名のとおりですが、木星も「真夜中の明星」と呼ばれていたほど明るく、目立ちます。そんな「2大スター」が共演中。
最接近となる5月1日は0.2°(満月の見かけ直径の4割ほど)まで近づきます。
ただし、観測の推奨時刻となる日の出の1時間前は(東京の5月1日の日の出は4時50分頃)、高度10°ほど。東の空のかなりひらけたところで観測する必要があります。
このとき、金星の明るさは−4.1等で木星は−2.1等。明るいので肉眼でも目をひくと思いますが、接近の様子をしっかり見るには双眼鏡を使用しましょう。
高度があがるにつれて、空がどんどん明るくなっていくため、ギリギリまで粘りたいところ。
望遠鏡ですと、昼間の青空でも観測できますが、太陽にはくれぐれも注意してください。