見つめる犬
見つめる犬 / credit:Pixabay
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犬が見る世界には赤がない?! 人間と犬の見え方の違いとは (2/3)

2022.07.22 Friday

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色だけじゃない!人間と犬の見え方の違い

何かを見る人間と犬
何かを見る人間と犬 / credit:Pixabay

まず、イヌと人間では視力がまったく異なります。

種によって異なるもののイヌの視力は人間に換算すると0.2~0.3程度で、ピントを合わせる能力が低く、視界はかなりぼやけているようです。

また、人間とイヌでは目のつき方にも大きな違いがあります。

人間は真正面に目がついていますが、イヌは広い視野を保つため、顔の正面に対し20度ほどの角度がついているのです。

このため、視野は広いものの立体を認識できる範囲は人間よりも狭く、物の奥行きを認識しづらかったり、距離感がわかりづらかったりします。

ここまで事実を踏まえた上で、人間の見る風景とイヌの見る風景を比べると、こんな風に違ってみえます。

人間と犬の目で見た風景の違い
人間と犬の目で見た風景の違い / Credit:caninecottages,Seeing UK landmarks through a dog’s eyes

だいぶイヌの方が、視界は悪いという印象を受けますね。

とはいえ、イヌの目の構造は「狩りを行う」というイヌの生態に特化しています。

世界を広く見渡し、動くものを瞬時に見つけられるよう、視野の広さや動体視力は人間をはるかに凌駕しているのです。

また、イヌはぼんやりとした視界を十分にカバーできる視覚以外の能力を持っています。

それが優れた嗅覚と聴覚です。

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