撮影された赤いオーロラの数々
北緯54度の地域でも綺麗な赤いオーロラが撮影されています。
#Aurora #Auroraborealis #Northernlights #Polarlights #Polarlichter
For a few minutes it suddenly exploded and even here at roughly 54N it looked like you’re in the polar areas. All the movement was visible, all the colors, im freaking out 🤯🤯🤯🤯🤯 this was so awesome (ALT-txt) pic.twitter.com/Y0WHd5ZFGz
— Darth thromBOOzyt📯 (@krasmanalderey) September 24, 2023
なお、緯度が低くなるにつれ、オーロラはぼんやりとした姿になっていくようです。
北緯52度にあるオランダで撮影された下記Xの画像では、夕焼けに近いようなオーロラが確認できます。
Last night, most of the west of the Netherlands was under cloud-cover, but thankfully for a moment the intens green band and deep red pillar’s of the #Aurora #noorderlicht #poollicht became visible.@TamithaSkov @helgavanleur @StormchaserNL @BuienRadarNL @Weerplaza @SonyNederland pic.twitter.com/LcoF0c23Or
— Raymond Kamstra (@kamstra_raymond) September 25, 2023
北緯50度ほどのイギリス・コーンウォールでは、うっすらとした赤い雲のようなオーロラが撮影されています。
#Aurora from Penryn Cornwall!! About as far south as you can get in the UK and still visible#Cornwall #Auroraborealis pic.twitter.com/1sXlqRfRjR
— Christopher Probert (@tophe_probert) September 24, 2023
なんと、北緯44度程度のアメリカ・オレゴン州でも赤いオーロラが撮影されていました。
I’ve captured the Aurora over 24 times in Central Oregon. Every time red was present. pic.twitter.com/kbn8DanmZG
— Jeff Bryant 🇺🇸 Oregon Photographer (@unknown_patriot) September 25, 2023
日本でも稀に見られるオーロラ
日本でも数年に一度程度、北海道など日本の中でも比較的緯度の高い地域でオーロラが観測されることがあります。
日本の最北端である稚内市の緯度が45度程度なので、今回北緯44度のアメリカ・オレゴン州でも観測されたことを考えると、条件さえ揃えば日本でも赤いオーロラを観測することができるようです。
強力な太陽嵐は低緯度にまで広がることは、古い文献などにも記録があり、日本書紀の中にも「赤気」という名で日本で観測されたオーロラの記録が残されています。
この記録の名前に「赤」の字が使われていることから、古い時代に日本で観測されたオーロラも赤い色だったと考えられます。
とても美しいオーロラですが、その発生源は強力な太陽嵐です。
現代で日本にまで至るようなオーロラが発生した場合、電子機器や通信網に障害を発生させるやっかいな自然災害となる可能性があります。
日本で美しくはっきりとしたオーロラが見られることは、現代の私たちにとっては少々危険なことなのかもしれませんね。