マインクラフトまで楽しむように
凄いのはそれだけではありません。
カンジは火を起こし、道具を使い、調理を学ぶこともできました。
さらにマインクラフトやパックマンのようなゲームまでプレイして楽しむことができたのです。
カンジが生前にマインクラフトをプレイしたときの実際の映像がこちら。
後年のカンジの姿はもはや単なる「賢い動物」ではなく、人間に近い「もうひとつの知性をもった存在」のようだったといいます。
ただしカンジは人間の言語を深く理解していたものの、それを話すことはできませんでした。
これについて研究者たちは、人間とチンパンジーやボノボの発声器官の構造が違うことが原因だろうと述べています。

しかしカンジは晩年に心臓病を患ってしまい、治療を受けていました。
この治療が成果を上げることはなく、2025年3月18日、カンジはエイプ・イニシアチブの職員によって、まったく反応を示さない状態で発見されたのです。
44歳でした。
ボノボの寿命は30〜50年といわれているので、十分に寿命を全うしたといえるでしょう。
エイプ・イニシアチブのスタッフらは「カンジの死は科学界にとって大きな損失であり、彼の残してくれたデータや映像は今後も多くの研究者によって分析され続けるだろう」と話しています。
カンジの存在は「知性とは何か」「言葉とは何か」「人間とは何か」といった根源的な問いに新たな視点を与えてくれたのです。
マインクラフトでアイテムを入手する映像だったけど、創造はどうだったんだろう?
あの映像だと「これをやると報酬のエサをもらえる」の「これ」がゲームのアイテム入手だった以上に見えなかった。
I’m impressed with his intelligence, much smarter than Trump.