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Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部
nature

底引き網漁の「壊滅的なダメージ」がリアルタイムで初撮影される! (2/2)

2025.05.13 12:00:34 Tuesday

前ページ底引き網漁が与える壊滅的なダメージ

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海の驚異的な回復力とは?

自然の力はちっぽけな人間からすると計り知れないほど巨大なものです。

昨年、『ICES Journal of Marine Science』に掲載された論文では、海洋保護措置を導入したことで海の生態系が劇的に回復したことが示されました。

英国のライム湾海洋保護区で15年間にわたって行われた調査では、海洋保護措置の導入後に、サンゴ礁生物の数が95%増加し、魚類の個体数と多様性が驚異の400%増となっていたのです。

さらに海底が極端な嵐に対してもより耐性を持つようになり、この保護区域の継続的な回復に貢献することが確認されています。

また海のごく一部の区域を保護するだけでも、その恩恵は周囲の海域に広がり、大きな影響をもたらすことがわかっています。

保護区で生物多様性が回復すると、その効果が周辺の海域にも波及するのです。

この現象は「スピルオーバー(spillover)」と呼ばれており、保護区の周辺では漁獲効率が増加することが確認されています。

これは海底の保護が地球にとって良いだけでなく、魚を主要なタンパク源とする数十億人の生活にも良い影響をもたらすことを示しています。

『OCEAN』の予告映像はこちら。

『OCEAN』が伝えているもう一つの重要なメッセージは「海を守ること=漁業反対」ではないということです。

漁業は世界中で何百万人もの人々の主要な生業であり、実際に海洋資源の保全に最も熱心に取り組もうとしているのは、そうした漁業者たち自身でもあります。

最終的に大切なのは、アッテンボロー氏が「地球上で最も貴重な資源」と呼ぶ海と、責任を持ち持続可能な形で共存する方法を見つけることに尽きます。

「地球に生まれておよそ100年が経った今、私はようやく理解しました。本当に大切な場所は陸上ではなく、海の中なのだということを」

そうしてアッテンボロー氏はこう語っています。

「海を守ることは、地球を守ることにつながるのです(If we save the sea, we save the planet.)」

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底引き網漁の「壊滅的なダメージ」がリアルタイムで初撮影される! (2/2)のコメント

ゲスト

魚のディストピアは海にあったんだね

ゲスト

いつか人間も次の種にこうやって追い立てられる日が来るのでしょうね。

    ゲスト

    来ないだろうね、その前に滅ぶから

もまこ

私は、確信はなかったが、底引き網量は、海の生態系に大きなダメージを与えるのではないかと思っていた。本記事を読んで、残念ながら私の懸念が正しかったことを確信した。海で生計を立てている人たちには申し訳ないが、持続可能な環境を確立するためには、地球の生物多様性の減少を立ち切らなければならない。その意味で、残念ながら底引き網量は、廃止すべきではないかと思う。

    ゲスト

    では、値段が馬鹿みたいに跳ね上がった魚をあなたは買うのでしょうか?まず、魚買ってますか?確かに環境への配慮は大事だが、いきなり廃止すれば、結局皺寄せは我々に来ますし,うまくいかなければより、環境への負荷をかけることになりまし。代替案を提示してから廃止と言って欲しい

ゲスト

底引き網廃止って…
魚の値段が高くなって、関係ないのに石破ガー自民ガーとか言い出すのが関の山でしょ。
どうやって共存するかを見出すしかないよ

ゲスト

廃止なんて一言も書いてない上に『「海を守ること=漁業反対」ではない』と明記されているじゃないか
ただし “私たちはただその機会を与えさえすればよいのです” というのがどういう意味なのか明言(提案)してほしかったな
移動耕作とか輪作みたいなことができるんだろうか

ゲスト

底引き網を廃止すれば魚の値段が高くなると書いている人がいるが、それは1種類の魚の値段であって、他の魚を廃棄しているのだから、廃棄された魚の値段について考えていない。こんな漁を続けていたら他の魚が居なくなってしまって他の魚の値段まで上がってしまう。底引き網でなければ捕れないのであっても、底引き網は廃止すべき。

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