「まずは小さく始めてみる」ことの大切さ
「どこから手をつければいいのか分からない」というときでも、まずは“今、頭の中で止まっている目標を1つだけ選ぶ”ことが大切です。
そしてボイズ博士が紹介するいくつかのコツを当てはめてみましょう。
コツ① 思いついたことを「とりあえずやってみる」
多くの人は「どうせなら完璧にやりたい」「失敗したくない」と考えてしまいがちです。
でも、実際には「これ、ちょっと試してみようかな」と思ったことをまずやってみるだけで、前に進むことができます。
たとえば、「部屋を片付けなきゃ」と思ったら、本棚の一段だけ整理してみる。
「筋トレしたい」と思ったら、動画を見ながら一回だけやってみる。
そんな“小さな一歩”でも、やってみると「案外すぐできた」「意外と楽しかった」と思えることが多いのです。
たとえうまくいかなかったとしても、「この方法は合わないな」と分かれば、それだけで頭の中で悩んでいた状態から抜け出せます。
もっと良いアイデアを待ち続けるのではなく、今ある最高のアイデアを試してみましょう。
コツ② 週1回、“実行する時間”を決めてみる
次に紹介したいのは、「毎週同じ曜日・同じ時間に、その目標のために“何かを実行する”時間を確保する」という方法です。
ここで大事なのは、「考える」時間ではなく、実際に手を動かす“行動する時間”を持つことです。
たとえば、「健康のために生活習慣を見直したい」と思っているなら、毎週月曜日の夜に30分だけ“やることを決めて行動する”。
博士自身も、健康に不安があったとき、4週連続で月曜日ごとに「自宅検査キットの注文→検査→血液検査→専門家への連絡」と、少しずつ具体的な行動を進めました。
このように“週1回の実行”をあらかじめ決めておき、それを続けることで、モヤモヤした不安もだんだんと現実的な行動に変わっていきます。