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ギャンブル依存の人と親しいと、自分のリスクも高まる / Credit:Canva
psychology

「ギャンブル依存」の人と親しいと自分のリスクも高まる (2/2)

2026.01.30 06:30:53 Friday

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家族との絆がギャンブル依存の「保護」となる

研究の中で特に重要だったのは、「家族」と「友人」で結果が異なっていた点です。

まず、家族にギャンブルにのめり込む人がいる場合、本人のリスクは確かに高まっていました。

しかし同時に、家族との関係が良好で、情緒的な支えやつながりを感じられている人では、そのリスク上昇が抑えられていたのです。

研究者は、この現象を「保護効果」と表現しています。

つまり、家族にギャンブルにのめり込む人がいたとしても、困ったときに相談したり、気持ちを支えてくれたりする家族がいると、ギャンブル以外の形でストレスに対処しやすくなります。

その結果、悪影響を受けにくくなる可能性が示されたのです。

一方で、友人にギャンブルにのめり込む人がいる場合も、本人のリスクは高い傾向を示しました。

しかし、友人との関係がどれほど親密であっても、その影響を和らげる効果は確認されませんでした。

研究者は、その理由としていくつかの可能性を挙げています。

友人関係では、ギャンブルが共通の娯楽として正当化されやすく、「この程度は普通だ」という感覚が生まれやすいことがあります。

また、恥やスティグマのために、友人に悩みを打ち明けにくくなり、結果として友人が支えとして機能しないことも考えられます。

この研究が示したのは、ギャンブル依存症や、ギャンブルにのめり込む問題は、決して本人だけの中で完結するものではないということです。

そのリスクは人とのつながりの中で高まり、同じく人とのつながりの中で抑えられる可能性もあるのです。

専門家の助けが必要な場合も多いでしょう。

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