「朝食を食べるか」だけでは食事リズムは分からない
近年、栄養学では「何を食べるか」だけでなく、「いつ食べるか」にも注目が集まっています。
この分野は「時間栄養学」と呼ばれ、朝食の有無、夕食の時間、食事回数、間食の頻度などが、健康とどう関わるのかを調べるものです。
ただし、これまでの研究では「朝食を抜くかどうか」「夜遅く食べるかどうか」といった、単独の習慣に注目するものが多くありました。
しかし、実際の生活では食行動はもっと複雑です。
例えば、平日は早起きして朝食を食べる人でも、休日には昼近くまで寝て朝食を抜くかもしれません。
あるいは、夕食は少なめでも、その代わり午後に何度も間食しているかもしれません。
つまり、食事リズムを理解するには、一日の食事全体の流れをまとめて見る必要があります。
そこで研究チームは、全国26都道府県の20〜69歳の日本人男女1047人を対象に、11日間の食事記録を実施。
参加者には、食事をするたびに時刻を記録してもらい、あわせて起床時刻と就寝時刻も記録してもらいました。
また、そのうち4日間については、食事内容も詳しく記録されました。
このデータから、食事回数、間食回数、食事の中間時刻、起床から最初の食事までの時間、最後の食事から就寝までの時間、勤務日と休日の食事時間のズレなど、19種類の時間栄養学的な変数を作成。
そして、これらを「主成分分析」という統計手法で整理しました。
主成分分析とは、多くの情報を少数の特徴にまとめる方法です。
たとえるなら、バラバラに見える食生活のクセを、「この人は朝型寄り」「この人は休日にズレやすい」といった大きなパターンに整理する作業です。
その結果、日本人の食事リズムは主に4つの型に分けられることが分かりました。































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