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Credit: canva
psychology

美容整形に乗り気になりやすい「性格特性」が明らかに

2026.06.11 07:00:19 Thursday

「もっときれいになりたい」「外見を変えれば、自分に自信が持てるかもしれない」

美容整形に対する考え方は、ここ数年で大きく変わってきました。

かつては特別な選択肢と見なされがちだった美容整形も、SNSや美容医療の普及によって、若い世代にとっても身近な自己改善の手段になりつつあります。

では、どのような人が美容整形に前向きになりやすいのでしょうか。

イラク・ソラン大学(Soran University)の研究チームは、大学生を対象に「性格特性」と「美容整形への受容度」の関係を調査。

その結果、ナルシシズムなどの「ダークトライアド」と呼ばれる性格特性が高い人ほど、美容整形を受け入れやすい傾向があることが示されました。

ただしこれは、「美容整形をしたい人はナルシストだ」という単純な話ではありません。

研究が示しているのは、外見を変えたいという気持ちの背後に、自己イメージや他者からの評価をめぐる心理が関係している可能性です。

研究の詳細は2026年4月28日付で学術誌『Aesthetic Plastic Surgery』に掲載されています。

Narcissism and dark personality traits predict a strong desire for cosmetic surgery https://www.psypost.org/narcissism-and-dark-personality-traits-predict-a-strong-desire-for-cosmetic-surg/
The Dark Triad of Personality in Relation to Acceptance to Cosmetic Surgery Among University Students https://doi.org/10.1007/s00266-026-05875-3

美容整形に前向きになりやすい特性とは?

今回注目されたのは「ダークトライアド」と呼ばれる3つの性格特性です。

これは

ナルシシズム(自分への強い関心や優越感、他者からの称賛を求める傾向)

・マキャヴェリズム(目的のために他者や状況を操作しようとする傾向)

・サイコパシー(衝動性や共感性の低さ、他者の感情を軽視しやすい傾向)

をまとめた概念です。

これらは極端な悪人だけが持つものではなく、多くの人が程度の差こそあれ持っている性格傾向です。

研究チームは、2024年10月から11月にかけて、大学生1321人を対象に自己報告式の調査を実施。

参加者は女性984人、男性337人で、年齢は18歳から35歳でした。

調査では、ダークトライアドを測る質問票と、美容整形に対する受容度を測る質問票が使われました。

美容整形への受容度は、単に「手術を受けたいか」だけでなく、いくつかの側面に分けて調べられました。

たとえば「見た目に悩み続けるより、軽い手術を受けたほうがよいと思うか」といった個人的な利益への考え方。

また、「パートナーが望むなら受けるか」といった社会的な動機。

そして、将来的に実際に美容整形を検討する可能性です。

つまりチームは、美容整形への関心を、見た目への悩み、周囲からの評価、実際の行動意図という複数の角度から捉えようとしたのです。

分析の結果、男性は女性よりも、ナルシシズム、マキャベリアニズム、サイコパシーのすべてで高いスコアを示しました。

一方、美容整形を将来的に本気で検討する可能性については、女性の方が高いスコアを示しました。

そして全体のデータを詳しく見ると、ダークトライアドの特性が高い人ほど、美容整形に対して前向きな態度を示しやすいことがわかりました。

中でも最も強い予測因子となったのが、ナルシシズムでした。

次ページ背景にある「周囲からどう見られるか」への敏感さ

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