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スリルを伴う遊びが、子供の安全スキルを高める可能性 / Credit:Canva
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”危ない遊び”は子供が安全スキルを身に着けるのに役立つ

2026.06.19 11:30:54 Friday

子供のころ、「危ないからやめなさい」と言われたことがあるでしょうか。

スリルの伴う遊びが好きだった人は、そうした言葉をよく聞いたかもしれません。

それでも、高い場所に登る、不安定な足場を渡る、スピードを出して走るといった“少し危ない遊び”は、子どもにとって危険を学ぶ大切な練習になっている可能性があります。

カナダ・ブリティッシュコロンビア大学(UBC)などの国際研究チームは、VR空間を使った実験により、遊びの中でリスクを取る子どもほど、道路横断を想定した場面でも、安全性を損なわずに素早く判断する傾向を示しました。

この研究は、2026年5月2日付で学術誌『Journal of Environmental Psychology』にオンライン掲載されました。

Risky play helps children develop real-world safety skills, new virtual reality research suggests https://www.psypost.org/risky-play-helps-children-develop-real-world-safety-skills-new-virtual-reality-research-suggests/
The developmental importance of risky play: A cross-national virtual reality study https://doi.org/10.1016/j.jenvp.2026.103062

子どもの「少し危ない遊び」はやめさせるべきか

リスキーな遊びとは、子どもがワクワク感や不確実性を感じながら、身体的な挑戦をする遊びのことです。

たとえば、高いところに登る、速く走る、不安定な足場を渡る、大人の細かい監視なしに探索するといった行動が含まれます。

大人から見ると、こうした遊びはケガにつながる危険なものに見えます。

しかし研究者たちは、子どもが小さなリスクに触れる経験は、自分の身体能力を知り、環境の危険を読み取り、行動を調整する練習になると考えました。

そこで今回の研究では、ノルウェーカナダの7〜11歳の子ども424人を対象に、2種類のVR課題を行っています。

1つ目は、仮想空間の遊具を3分間自由に探索する課題です。

遊具には平均台のような構造や小さな柱、高さの異なるゾーンがあり、最も高い場所は1.5メートルに設定されていました。

研究チームは、子どもがどれくらい速く動いたか、不安定な柱の上にどれくらい進んだか、高い場所にどれくらい滞在したかを測定しました。

これらをまとめて、「リスクを取ってみようとする傾向」、つまりリスク意欲の指標にしました。

2つ目は、VR内で自転車道や車道を横断する交通課題です。

車や自転車は一定の速度で移動し、交通量は時間がたつほど少なくなるよう設定されていました。

そして子どもがどれくらい待ってから横断したか、衝突やニアミスがあったかが記録されました。

結果として、リスク意欲が高い子どもほどVR遊具では落下しやすい一方、交通課題ではより短い時間で判断することが分かりました。

これは何を意味するのでしょうか。より詳細な結果を次項で見ていきましょう。

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