子どもの「少し危ない遊び」はやめさせるべきか
リスキーな遊びとは、子どもがワクワク感や不確実性を感じながら、身体的な挑戦をする遊びのことです。
たとえば、高いところに登る、速く走る、不安定な足場を渡る、大人の細かい監視なしに探索するといった行動が含まれます。
大人から見ると、こうした遊びはケガにつながる危険なものに見えます。
しかし研究者たちは、子どもが小さなリスクに触れる経験は、自分の身体能力を知り、環境の危険を読み取り、行動を調整する練習になると考えました。
そこで今回の研究では、ノルウェーとカナダの7〜11歳の子ども424人を対象に、2種類のVR課題を行っています。
1つ目は、仮想空間の遊具を3分間自由に探索する課題です。
遊具には平均台のような構造や小さな柱、高さの異なるゾーンがあり、最も高い場所は1.5メートルに設定されていました。
研究チームは、子どもがどれくらい速く動いたか、不安定な柱の上にどれくらい進んだか、高い場所にどれくらい滞在したかを測定しました。
これらをまとめて、「リスクを取ってみようとする傾向」、つまりリスク意欲の指標にしました。
2つ目は、VR内で自転車道や車道を横断する交通課題です。
車や自転車は一定の速度で移動し、交通量は時間がたつほど少なくなるよう設定されていました。
そして子どもがどれくらい待ってから横断したか、衝突やニアミスがあったかが記録されました。
結果として、リスク意欲が高い子どもほどVR遊具では落下しやすい一方、交通課題ではより短い時間で判断することが分かりました。
これは何を意味するのでしょうか。より詳細な結果を次項で見ていきましょう。




























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