自己紹介の量は「どんな関係を望む人か」まで変えて見せる
実験2には恋人のいない学生132人が参加し、情報が少ないプロフィールか、中程度のプロフィールのどちらか一方を評価しました。
少ない条件は「I’m totally worth a chat!(ぜひ一度お話してみましょう!)」という短文で、中程度の条件には性格や運動、コーヒー、海辺の夕日などの情報が含まれていました。
参加者は評価後、プロフィールの人物を演じる実験協力者と5分間のオンラインチャットも行いました。
その結果、中程度の人物は、情報が少ない人物より人として魅力的で、長期交際を求めていそうだと評価されました。
参加者自身も中程度の人物との長期交際をより望み、気軽な性的関係への関心は低くなりました。
分析は、「相手が長期交際を求めていそうだ」という印象が、参加者自身の長期交際への関心と結びつく可能性を示しました。
そして実験3では、恋人のいない異性愛者の学生110人が、自己開示の3段階と「短期的な関係」「長期的な関係」という希望を組み合わせた6つのプロフィールを評価しました。
特に大きな変化があったのは、「短期的な関係を希望する」と書かれたプロフィールです。
この条件では、長期交際を望んでいそうだという評価が、自己開示の少ない条件と中程度の条件では低いままでしたが、情報が多い条件では大きく上昇しました。
参加者自身の長期交際への関心も、情報量が増えるにつれて高まりました。
詳しい自己紹介が、明記された短期志向を和らげ、「より深い関係にも開かれているのではないか」と感じさせた可能性があります。
一方、実験3では中程度が常に最適になる結果は再現されませんでした。
自己開示の効果は、その量だけでなく、交際目的などプロフィール内のほかの情報との組み合わせで変わるのです。
それでは、今回の研究から総合的にどんな理解が得られるでしょうか。

































