顔の横幅が広い男性ほど「子どもを守れる父親」だと見られる傾向
顔の横幅が広い男性ほど「子どもを守れる父親」だと見られる傾向 / ※画像はイメージです。Credit: Generated by Codex (gpt-image), ナゾロジー編集部
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顔の横幅が広い男性ほど「子どもを守れる父親」だと見られる傾向

2026.09.13 14:39:31 Sunday

履歴書の写真を選ぶとき、少しだけ頬の張った一枚に手が伸びる。

顔の横幅と縦の長さの比は、男性の「強そうさ」を読み取る手がかりとして研究されてきました。

頬から頬までの幅を、上唇から眉までの高さで割った値。

幅が広いほど、体力があって支配的だと見られやすいことが、過去のメタ分析で示されています。

幅広い顔の男性は、力と守りが要る集団の役目に選ばれやすいことも、別の研究で示されていました。

体の強さが「守る親」の印象につながることも、さらに別の研究が報告しています。

進化の見方では、子育てには大きな体力と食べ物の負担がかかり、守ってくれる相手を見分けることに利があったと考えられます。

アーカンソー大学の研究チームは、この印象が「子どもを守れる父親か」の判断にまで及ぶかを、4つの実験で調べました。

結果、顔の幅が広い男性ほど子どもを守る力が高いと評価され、守る役にも選ばれやすい傾向がありました。

最初の実験で評価したのは大学生101人で、見せたのは白人男性の顔写真20枚です。

測ったのは印象であって、実際に子どもを守る力ではありません。

私たちは顔のどこを見て、「守ってくれそう」と感じているのでしょうか。

研究内容の詳細は2026年7月24日に『Evolutionary Psychological Science』にて発表されました

A specific facial proportion shapes our assumptions about men’s parenting styles (PsyPost) https://www.psypost.org/a-specific-facial-proportion-shapes-our-assumptions-about-mens-parenting-styles/
Formidable Facial Structures Inform Perceptions of Men’s Ability to Protect Offspring https://doi.org/10.1007/s40806-026-00490-6

幅広い顔は7点満点で「4.23」、細い顔は3.84

幅広い顔は7点満点で「4.23」、細い顔は3.84
幅広い顔は7点満点で「4.23」、細い顔は3.84 / ※画像はイメージです。Credit: Generated by Codex (gpt-image), ナゾロジー編集部

最初の実験は、採点の課題。

学生たちは無表情の男性の顔写真を見て、子どもを守る力と育てる力をそれぞれ採点しました。

写真は半分が顔幅の比が高い顔、半分が低い顔です。

守る力の平均は、幅広い顔で4.23点、細い顔で3.84点(7点満点)。

一方、育てる力の評価には、統計的に意味のある差がありませんでした。

2つ目の実験は、選ぶ課題。

111人が同じ顔写真の中から、子どもを守るのに最適な男性を最大5人、育てるのに最適な男性を最大5人選びました。

守る役には幅広い顔の男性が平均2.78人選ばれ、細い顔は1.15人。

育てる役の選択は、半々に割れました。

幅広い顔を守る役に選ぶ傾向は、その顔を強く攻撃的だと感じることと強く結び付いていました。

参加者は顔ごとに、体力、攻撃性、温かさも採点しています。

では、その判断は顔のどこを見ているのか。

次ページ逆さまにすると「守れそう」が消えた

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