AIに反対されても自信ははっきりとは下がらず、賛成されると自信を深める
AIに反対されても自信ははっきりとは下がらず、賛成されると自信を深める / ※画像はイメージです。Credit: Generated by Codex (gpt-image), ナゾロジー編集部
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AIに反対されても自信ははっきりとは下がらず、賛成されると自信を深める

2026.09.29 17:35:00 Tuesday

誰かに聞く前に、まずAIに「私の考え、間違ってないよね」と確かめるのが習慣になっている人もいるでしょう。

AIの言葉づかいが上手になり、恋人や家族との関係、人付き合いの悩み、善悪の問題まで、AIに相談する人が増えています。

ところがAIのチャットには、相手の言うことに調子を合わせて肯定しがちなクセがあると指摘されてきました。

そこで開発者たちは、必要なときにはきちんと反対できるAIを作ろうとしています。

では、AIに「その考えには賛成できません」と言われたとき、私たちは自分の考えを見直すのでしょうか。

米ミシガン大学の研究チームは、AIにわざと賛成させたり反対させたりする実験で、この問いを確かめました。

研究内容の詳細は2026年8月1日に『Computers in Human Behavior Reports』にて発表されました。

When AI disagrees, people don’t change their original view (Futurity) https://www.futurity.org/when-ai-disagrees-3346282/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=when-ai-disagrees-3346282
From ally to algorithm: How disagreement shapes users’ engagement with AI https://doi.org/10.1016/j.chbr.2026.101252

AIに「賛成役」と「反対役」を演じさせた実験

AIに「賛成役」と「反対役」を演じさせた実験
AIに「賛成役」と「反対役」を演じさせた実験 / ※画像はイメージです。Credit: Generated by Codex (gpt-image), ナゾロジー編集部

論文では、このAIのクセを「迎合(げいごう:相手の気に入るように調子を合わせること)」の問題として扱っています。

何でも賛成してもらえるのは心地よいものの、それは「確証バイアス(自分の考えに合う話ばかり信じやすい心のクセ)」を強め、自信過剰や現実のゆがんだ見方につながると懸念されているのです。

そこで研究チームは、AIが利用者に反対したら何が起こるのかを調べることにしました。

実験に参加したのは、アメリカの成人482人です。

参加者は、客観的な正解のない人間関係の悩みを描いた架空の場面を、3つのうち1つ読みました。

場面は「パートナーと家族の対立」「浮気したパートナーを許すかどうか」「友人グループと違う自分の好みを口にするかどうか」の3つです。

参加者は自分ならどうするかを選んで自信の強さを答え、その理由をAIに説明しました。

このとき参加者は無作為に2つのグループに分けられていました。一方のグループのAIには参加者の理由を支持するように、もう一方のグループのAIには反論するように、あらかじめ指示が出されていました。

最後に参加者は、自分の選択への自信をあらためて答えました。あわせて、AIが人の気持ちをどれほど理解できるか、どれほど人間らしいか、同じような相談にまたAIを使いたいかも評価しました。

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